学校に在学中に新規に導入されたのが三菱電機製の汎用中型コンピュータのMELCOM COSMO 700Sで、TSS端末が接続されたこのコンピュータでした。なぜか汎用中型コンピュータでありながら、DIO(デジタル 入出力)インタフェースがついており、Fortranで、割り込み制御プログラムが書けるようにこのコンピュータに搭載のFortranは、拡張されていました。
この新しいコンピュータのこのDIO機能がどういうものか確認してみないかとの先生からの提案があり、それをその当時部活動もしないで、電子計算機室に出入りしていた僕に授業外で好きにコンピュータに触れられる条件になりました。
DIO機能を使うためには、マシンルーム内の電子計算機本体のパネル(DIO)にスイッチを付けて、ON/OFFをするなどが必要で、さらに、割り込み制御プログラムを稼働することができる権限は、一般ユーザでなく特権ユーザでないといけないため、通常の授業で利用するアカウント以外の特権ユーザ用アカウントを発行してもらっての確認作業となりました。
アセンブラでの割り込み制御プログラム作成経験もないままに、Fortranでの割り込み制御プログラム作成は、概念がわかるまで、何をしているのかわからず、割り込み制御をタスク制御などということも含め、コンピュータの理解を深める経験としては、大変有益であったと感じています。この経験が私のソフトウェアとハードウェアの関連を関係付けたと思います。
このマシンでの割り込み制御を学びつつ、OKITAC4300Cでのアセンブラでの割り込み制御を組み込んだ計測用システムのソフトウェア作成とを行うことで、割り込み制御、タスクの概念が私なりに身に付いたと思っています。
コメント
MECOM COSMO 700S 懐かしいですね。
仙台高専(旧電波高専)太田
太田さんから、コメントもらえるなんて、びっくりしています。あの頃、大変お世話になりました。